今回は、Oracle VM VirtualBoxのインストール手順についてご紹介します。
今後は、UbuntuやCentOSのインストール手順に始まり、RedmineやWordPressのインストール手順などを書いていく予定です。
Windowsのパソコンを所有しているけど、Linuxの環境でいろいろなプログラムが動く環境を構築してみたいという方のご参考になれば幸いです。
注意事項
本記事の情報は、2021年6月時点で公式サイトなどから調べた情報です。時期により、本記事の内容から変更となっている可能性もあります。最新の情報に関しては、公式サイトにてご確認いただくようにお願いいたします。
Oracle VM VirtualBoxとは
Oracle VM VirtualBox(オラクル ブイエム バーチャルボックス)とは、Oracle社が提供している仮想マシン化を行うためのソフトウェアパッケージです。GNU General Public Licenseです。
Linux上でプログラムを動かしたいけどOSがWindowsのパソコンしかない、という方にはぜひとも使用していただきたいソフトウェアの一つです。
仮想マシンとは
VM(仮想マシン:virtual machine)とは、既存のオペレーティングシステム(ホストOS)上にアプリケーションの１つとして別のオペレーティングシステム(ゲストOS)が実行できる環境のことです。
例えば、WindowsのホストOS上でLinuxのゲストOSが実行でき、ホストOSとゲストOS間での通信も可能です。
筆者は、ホストOSにWindows、ゲストOSにCentOSやUbuntuをインストールし、環境構築のテストに使用しています。テスト内容としては、ゲストOS側をサーバ、ホストOS側をクライアントと見立て、サーバアプリケーションを動作させたりしています。
仮想マシンに使用可能なアプリケーションはOracle VM VirtualBoxの他にも様々ありますが、ここではVMWareというアプリケーションのお名前だけご紹介します。
ご興味のある方はホームページを参照ください。
VMWare
インストール手順
Oracle VM VirtualBoxのインストール手順としては、Oracle VM VirtualBoxのインストーラをダウンロードして実行するだけです。
画像付きで順番に記載していきます。
Oracle VM VirtualBoxインストーラのダウンロード
ホームページ
Oracleのホームページ上でOracle VM VirtualBoxのダウンロードのページを表示します。
使用しているパソコンのOSがWindows 64bitの場合は、下記の通り「Windowsインストーラ」のリンクをクリックします。
クリックすると、2021年6月13日時点の最新バージョンである6.1.14のインストーラのダウンロードが始まります。
保存フォルダ
ダウンロードが完了すると、ダウンロードフォルダに下記のインストーラ(約103MB)が保存されています。
- VirtualBox-6.1.14-140239-Win.exe
もし、ダウンロードフォルダの場所が分からない方は、下記を参考にお探しください(XXXはパソコンのログイン名)。
- C:\Users\XXX\Downloads\VirtualBox-6.1.14-140239-Win.exe
Oracle VM VirtualBoxインストーラの実行
インストーラ実行
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして実行します。
下記のWindowsインストーラーの画面が表示されるので、画面が切り替わるまでしばらく待ちます。
下記の「Welcome to the Oracle VM VirtualBox …」の画面が表示されたら、内容を確認して【Next >】ボタンをクリックして次の画面へ進みます。
インストール設定
下記の「Custom Setup」の「Click on the icons in the tree below …」の画面が表示されたら、内容を確認して【Next >】ボタンをクリックして次の画面へ進みます。
下記の「Custom Setup」の「Please choose from the options below:」の画面が表示されたら、内容を確認して【Next >】ボタンをクリックして次の画面へ進みます。
下記の「Warning: Network Interfaces」の画面が表示されたら、内容を確認して【Yes】ボタンをクリックして次の画面へ進みます。
インストール開始
下記の「Ready to Install」の画面が表示されたら、内容を確認して【Install】ボタンをクリックして次の画面へ進みます。
下記の「Oracle VM VirtualBox 6.1.14」の画面が表示されるので、画面が切り替わるまでしばらく待ちます。
インストール完了
下記の「Oracle VM VirtualBox 6.1.14 installation is complete.」の画面が表示されたら、内容を確認して【Finish】ボタンをクリックします。
以上でインストールは完了です。
上記の「Oracle VM VirtualBox 6.1.14 installation is complete.」の画面で「Start Oracle VM VirtualBox 6.1.14 after installation」のチェックボックスをONにしていた場合、しばらくするとOracle VM VirtualBoxが起動します。
起動手順
Oracle VM VirtualBox起動
アプリケーション起動
スタートメニューから【Oracle VM VirtualBox】のアイコンをクリックします。
しばらくすると下記の「Oracle VM VirtualBox マネージャー」の画面が表示されます。
アプリケーション終了
上記の「Oracle VM VirtualBox マネージャー」の画面の右上にある【×(閉じる)】ボタンをクリックします。または、「ファイル」メニューから「終了」をクリックします。
以上でアプリケーションは終了します。
まとめ
今回は、Oracle VM VirtualBoxのインストール手順についてご紹介しました。
インストーラの初期設定から変更することなくユーザが使いやすい設定になっているので、インストールに悩むことは少ないと思います。
次は、Oracle VM VirtualBoxを使ってCentOSやUbuntuのインストール手順について順番にご紹介したいと思います。
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